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美味しい部分が吹っ飛んで大笑いをされた、あの日の事。

たかちゃん♪ さん からの投稿

 

とある海辺の町の美味しいものフェアに出かけた日の事です。

会場には海の幸の焼ける香ばしいにおい、美味しそうにつやつやと輝く鮮度抜群のお刺身、美味しいものに出会えてテンションの高くなっている参加者の声がありました。

ふぐの干物にしようか、大あさりの焼いたものにしようか、散々迷ったあと私が選んだのは、スペシャル海鮮丼!

スーパーで買うものより千円は安い!テンションの上がった私は、思わずスキップを踏んでしまったのです。

・・・海鮮丼を、持ったままで!

スーパーの蓋付きの海鮮丼しか買ったことのなかった私は、知らなかったのです。

ふんわりと盛りつけられた、ぷりぷりのホタテが、つやつやのブリが、しその上にお上品に乗っているイクラが、すし飯の上で、華麗に跳ねてしまうという事を!

そして・・・跳ねた海鮮が、勢いよく飛び出してしまうという事を!

「ああっ!私の、海鮮丼が・・・ただの、丼になった!!どん、どんー!」足元に散らばる食べたら絶対に美味しい海鮮を見下ろしつつ、恥ずかしさもあって思わず大さわぎをしてしまった私を見て、くすくすと笑う人、豪快に笑い飛ばす人。

居た堪れなくなったところに、友達がやってきて「何やってるの?バカなの?」と冷ややかな言葉をくれたので、はっと我に返ってその場を立ち去ることができたのですが。

しばらくたって、「先ほど海鮮丼の海鮮部分を落とされましたお客様、お伝えしたいことがございます、

丼の部分をお持ちになって販売ブースまでお越しください」という放送がかかったんです。

会場のあちこちでくすくすと笑う声、ドンってなんだよと突っ込む声がして、とても名乗り出る勇気がありませんでした。

今にして思えばもったいないことをしたなあと思うのです。