Ohanashi

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昔の思い出。法事にて。

幼い頃の話です。

私には弟がいて幼い私達は正直言って法事という退屈な行事が嫌いだった。

休みでせっかく遊べるというのに、お坊さんが唱えるお経をじっと静かにきいてならなければならないからだ。

夏の行事の中で唯一嫌いだったかもしれない。

そんな気持ちとは裏腹に時間は流れ、ついに法事当日となった。

また、この退屈で憂鬱な時間を過ごすのかと思うと幼いながら朝から気が重かった。

私は仕方なくお寺に向かう為準備を整えていた。

弟は退屈だからおもちゃを持って行きたいと言っていた。

最初は駄目と断られていたが、弟もひかなかった為一つだけおもちゃを持っていって良いことになった。

花の形をした、よく分からないおもちゃを持って行くこととなった。

お寺に到着してしばらく住職さんの話を聞いた。

話が終わりお経を唱える準備をする。

ここからが長いんだよな…。

住職がお経を唱え木魚を叩きだす。

退屈な時間の始まりだ。

そう思った時、隣で何かが動く気配を感じた。

弟だ。

いや弟の持ってきたおもちゃが動いているのだ。

木魚のリズムに合わせて軽快なダンスを踊っている。

そういえば、この花が踊るCMを思いだした!

これを計算して弟はこのオモチャを選んだのか。

私達二人だけでなく大人も木魚に合わせて軽快に踊る花をみて笑っていた。

次からそのオモチャ持参は禁止となったが、このエピソードのおかげで法事が少し好きになりました。