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元気いっぱいスタートしたはずがまさかの展開に!

えびちゃん さん からの投稿

 

20××年に行われた大学の同窓会の忘年会で、私は面白い後輩の男性に出会いました。

彼は、同窓会を紹介してくれた友人のクラスメートでもあり、先輩や後輩からも慕われている盛り上げ役でもありました。

忘年会の前に行われた座談会で、彼は「今夜の飲み会では日本酒を飲むぞ!」といきなり言い出しました。

同窓会の役員が決めたテーマに沿って交流する座談会の場にいた全員が、その意気込みに大爆笑でした。

突然言い出した彼に、面白さが倍増しました。

ハキハキと明るい彼の声を聞いていると、心から人との関わりが好きな人、イベントが好きな人なんだと、ひしひしと伝わってきました。

そんな人は、イベントを盛り上げてくれるとても大切な存在でした。

初めて忘年会に参加した人が多かった中、彼のおかげで、少しずつ緊張がほぐれていったあの雰囲気は、今でも鮮明に覚えています。

忘年会では、宣言したとおり、日本酒をはじめいろいろと飲んでいた彼の飲みっぷりは豪快でした。

飲むスピードがちょっと速かったのが気になりましたが、それだけ忘年会を楽しみにしていたのでしょう。

飲み物が運ばれてくるたびに元気な声で「かんぱああーい!」と言い、その場を盛り上げていました。

参加者が多く、2つに分かれていたテーブルの全部の席を回り、「かんぱああーい!」とやっていたそんな様子に、私たちは大爆笑していました。

ところが、さっきまでほかのグループに負けないように盛り上げていた彼の元気が飲み会の終わりが近づくにつれなくなっていき、みんな「どうしたのだろう」と心配しました。 

まるで、勢いよく燃えていた火が、「ぱっ」と消えてしまったかのような様子でした。

「おいおい、大丈夫か?」

「さっきまでの勢いはどこにいったんだろう」

「まさかグロッキーになっちゃったんじゃないのか?」

「水を飲ませたほうがいいんじゃないか?」と、先輩たちが口々に言っていました。

彼は、私たちの呼びかけに反応はしていましたが、最後に出てきたデザートが食べられないほどしぼんでしまい、心配でした。

飲み会の終了時刻になり、迎えに来ていたバスに乗り込み、私たちOBは予約していたホテルに、在学生の彼は学生寮に帰りました。

果たして無事に彼は部屋まで戻れたのか、誰かが運んでくれたのか、わかりませんでした。

本来なら笑ってはいけない状況なのに、「あいつらしいな」と言って先輩たちは笑っていました。

そんな部分も愛されていたのは驚きでした。

あれから何年経っても、彼がグロッキーになったエピソードは、みんな忘れていません。

「心配になったけど面白かった。お酒の席では絶対に必要な存在だよ」と、みんなが認めています。

現在は新型コロナウイルス感染防止のため、居酒屋での飲み会はできませんが、感染が収束してできるようになったら、また彼も参加してほしいです。

やはり、彼の「かんぱああーい!」の声がなければ、盛り上がりません。

スマートフォンやパソコンで通話をしながら行う「オンライン飲み会」が流行っていますが、何だか物足りません。