たかみ さん からの投稿
私の趣味はテニスです。そのテニスをきっかけに彼氏ができたお話です。
社会人となっても週末はテニスの練習ばかりで、試合にも積極的に足を運ぶほどです。
そんなテニスが大好きな私ですが、年に一度どうしても出たくない試合がありました。
それは、地区対抗戦で私が年齢順でシングルスに出なければならない試合でした。
私は、テニスの試合はダブルスばかりで、苦手なシングルスには出たくありませんでした。
また、この試合に出たくないもう一つも理由が、地区対抗ということもあり、誰でも参加することが出来るわけではなく、その地区で選ばれた選手が出場するわけです。
もちろん、学生の時に活躍していた名前の知れた選手ばかりです。
負けに行くような試合のうえ、地元の年上の方達ともコミュニケーションにも戸惑いながら、その日の試合が終わりました。
今思えば、試合の内容は全く覚えていません。
試合は、女子の部が午前中に終わり、午後からは男子の部で、同じ試合会場で行われました。
午後から予定がない私は、同じ地区の男性の応援をするために帰らず残っていると、学生の時に憧れの存在であった1つ年上のA君がいました。
A君は、1つ上で、同じ地区であっても、強豪校にいたとても神のような存在でした。
あれから10年以上経っていても、雰囲気は変わらず、とてもかっこいい姿は変わりませんでした。
そんなA君と、応援がきっかけになり、連絡先を交換し、二人で食事に行くうちに付き合うことになりました。
とても嬉しくて嬉しくて人生で一番楽しい時期でした。
嫌々足を運んだ試合に、まさかの出会いがあり、彼氏ができたことに本当にびっくりで、とても楽しい時間を過ごせました。
A君とは2年ほどでお別れしましたが、それ以来私は、あまり気が進まない外出でも前向きに足を運ぶようになりました。