【すべらない話】プチトマト
マッキー さん からの投稿
これは私が大学生の頃の実際にあった話となります。
当時の私は大学生真っ只中で連日友人とひたすら遊ぶ毎日を過ごしていました。
ある日のこと、いつものように友人宅で何事もない日々を過ごしていた時、ふと「鍋しようぜ!」と一人の友人から話が始まり、冬だったこともあり、その時4~5名の友人と一緒にいましたが、全員一致で食材を近くのスーパーに買い出しに行くこととなりました。
買い出しをしている時何気なく、友人がプチトマトを買いたいと言い出し、その時は鍋をするのにプチトマトかと、少し不自然さは感じておりましたが、特に断る理由もなく購入することになりました。
普通にスーパーでの買い物を終え、帰宅時の事、別の友人がなぜプチトマトを買ったのかと本人に確認などをしていると、そこはおバカな大学生が数名集まればバカなことは日常茶飯事。
帰りの途中にプチトマトを食べてしまおうと、少しづつ食べ始めると徐々にエスカレートしていき「投げるから口で食べて。」とバカなことが始まり、そんなことをしながら楽しんでいた時、交差点を渡らないとならないタイミングに差し掛かり、箱を持っている友人にパスするように投げました。
その際、ちょうど猛スピードで走ってくる黒塗りのセダンがこちらの横を通り過ぎようとしています。
そして、何が起こったかとその投げたプチトマトが黒塗りのセダンにあたってしまったのです。
もちろん中から人が降りてきて、やはりと言わんばかりのいかつい人が降りてくるではないでしょうか。そしてもちろん怒鳴られます。
「誰だこらーーー、このイチゴ投げたやつはーーー!!」凍りついていた空気感だったからこそ、皆で顔を見合わせ笑い転げそうになりながら、その場を全力疾走で走り逃げました。
これが私の本当にあった滑らない話です。