【撃退】好奇心で『あやしい勧誘』を撃退!
にこ さん からの投稿
私が大学生だった頃の話です。
当時、私は派遣のバイトをしていて毎回違う場所で働いていました。
多かったのはライブのグッズ売りと工場でのバイトでした。
その日、私は都心から離れた駅からバスに乗ったところにある工場に派遣されました。
そこは大きい工場で食堂があり、そこでお昼休憩を取りました。
食べているときに話しかけてきたのが、今回の体験記の主役となる人物です。
その人は、だいだい40代くらいで主婦のようでした。
こういうバイトは一人で心細いもの。
他愛のない会話で盛り上がり、私はすっかりリラックスしました。
ちょうど、次の日も同じ工場で仕事することになっていて、その主婦の方が「明日仕事が終わったらお茶しない?」と提案して来ました。
派遣先でこんな誘いをされたのは初めてで驚きましたが、友達に飢えていた私はその誘いに乗ることにしました。
この判断が間違っていたのですが.......。
仕事のあと、駅から少し歩いたファーストフード店でお茶をしていると知らない女性が合流して来ました。
そして、何やらパンフレットを取り出して「神様って信じる?」という話を始めました。
そう、あやしい勧誘です。
私は当時、文学部に通っていたこともあり、宗教には興味がありました。
その後から来た女性は気が強そうで、すごい勢いで自身が信じている宗教について説明し始めました。
工場で一緒になった女性はそれを「ウンウン」と聞いてました。
私は、その話を聞いていて何点かおかしいと思うところがありました。
それを自前の好奇心でグイグイと聞いていったのです。
「その神様はどこにいるんですか?いつから存在しているのですか?」と聞いたら「宇宙が始まった頃よ!」と言われたので、「それは科学的に証明できるものですか?」と理詰めで責めていきました。
最終的に女性の勧誘心より私の好奇心が勝って解散になりました。
向学心がこんなところで役立つとは思っていませんでした。