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ゆりんこ さん からの投稿
【スカッとした話】合唱コンクールの伴奏で体験したスカッとした話。
これは私が中学生の頃に体験したスカッとした体験です。
幼少期からピアノを習っており、弾くことが大好きでした。
毎年合唱コンクールが開催されており、ひそかに伴奏者を任されることが夢でした。しかし、私は引っ込み思案で自分に自信がなく、いつも立候補できずにいました。
3年間クラスが一緒だった「みどりちゃん」という女の子がおり、2年連続で伴奏者を任されていました。
しかし、2年生の合唱コンクールの本番で、みどりちゃんの伴奏が途中で消え、そのままアカペラの合唱になってしまい、優勝を逃してしまいました。
そして、3年生最後の合唱コンクールでの出来事です。
去年の本番で失敗してしまったみどりちゃんが、まさかの立候補せず。
「他にやってくれる人はいますか?」と先生がクラスのみんなに呼びかけるも、誰も立候補せず。
私はチャンスだと思い、勇気を振り絞って手を挙げました。
なんと、私が合唱コンクールを任されることになったのです!!
不安と嬉しさでいっぱいで、夏休みに毎日のように練習に明け暮れました。
夏休み明けにみんなの前で披露し、先生やクラスのみんなから褒めてもらい、とても嬉しかったのもつかの間。
なんと、立候補しなかったみどりちゃんが「練習してきたから私にも弾かせてほしい!」と名乗りを上げてきたのです。
既に伴奏者は私で決定していたのに、まさかの事態でした。
それに加え、教室の壁に掲示してあった伴奏者の私の名前が消されており、嫌がらせまで受けました。
私はとてもショックで「このままみどりちゃんに伴奏者の座を奪われてしまうのかな?」と思いました。
しかし、みどりちゃんの演奏が始まると去年の失敗があり緊張していたのか、途中でまた弾けなくなってしまったのです。
すると、クラスのみんなから「(私の名前)ちゃんの方が上手かった、歌いやすかった!」と批判を受け、結局3年生最後の合唱コンクールは私が任されることになりました。
本番では最高の演奏と最高の合唱ができて、優勝はできませんでしたが心に残る良い思い出になり、とてもスカッとしました。