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ハートフル05 さん からの投稿
【ほっこりする話】思い出と『わたあめ』。
あるとき、通販雑誌を見ていたら、面白いものを発見!
それは、飴玉で作るわたあめ機です。 値段は5000円ほど。
記事を読むと、ザラメの代わりに飴玉を使うことから、味もいろいろと変えられるとありました。
『へぇ、面白そう』、思至ったらすぐにパソコンを開き、注文サイトにアクセスしていました。
およそ、1週間で到着。 子供たちも興味深々で、届いた商品に集まります。
早速あけて、説明書を読み、飴玉をセットして、スイッチオン! “ヴィ~ン”という音を発てながら、中央の飴玉を入れた部分が回転します。
ですが、なかなか出てきません。
どうも、飴玉を入れた釜が温まるまでに時間がかかるようです。
はじめ、じっと見ていた子供たちもほかのことに気が散ってきました。
しばらくすると、うっすらと綿あめが出てきました。
こうなれば、子供たちの目は綿あめ機に釘付けです。
綿あめが出切った後は割り箸に巻き取り、みんなで分けて食べました。 その後は、「この味が良い」、「今度はこの味」と次々に作り出し、我が家はさながら綿あめ屋さんです。
子供のころ、綿あめの出てくる感じや、かるめ焼きのプクッて膨らんでくる様子も面白くてずっとその夜店を見ていました。
あのころの思い出がふっと浮かんできて、気持ちだけは一気にそのころに戻ります。
気持ちだけは子供に戻った私と、正真正銘の子供の娘、その日はずっと綿あめ屋さんになっていました。 耳の奥でお囃子の音が聞きながら・・・。