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チロル さん からの投稿
【面白い話】私の友人『べぇさん』の切なくも笑える話
私の大学時代の友人の話です。
この友人は、抜けているのか、天然なのかわかりませんが色々まき起こしてくれるタイプの人間です。
たとえば、携帯を手に持っているのに海にダイブして携帯をなくしたり、下着をはくのを忘れていることを大学に来てから気がつくなど、あげたらキリがないくらいネタで溢れています。
この友人を以後「べぇさん」と呼びます。
その事件が起きる当日も、いつも遊んでる友人達と普通に講義を受けて過ごしていました。
ただ…、やはりそこは、自由な大学生です。
私達は、講義を途中で抜け出し、大学の駐車場で当時ハマっていたスケボーの練習をしていました。
そこに講義終わりで颯爽と現れたべぇさん。
私が持ってるスケボーを見るなり、練習開始。
しばらく平地で練習をしていました。
15分ほど経った後、べぇさんは何かを思いついたみたいにスケボーを手に取りました。
べぇさんの視線の先には、大学の裏にある坂道、それもかなり急かつ長い坂道。
こうなったべぇさんは、止められません。
ちょっくら言ってくるわと言い残しあっという間に頂上にいくべぇさん。
そこから腹這いでスタート。
みるみる上がるスピード、案の定顔から転がるべぇさんと爆笑な私達。
私達のもとに帰還したべぇさんの服は無惨にやぶれ、ところどころ血が出ていました。
満足気なべぇさんに声をかけ、帰ろうとした時です。
携帯がない!?と探すべぇさん。
友人の誰かがあれじゃね?と指差す方向を見ると、坂の中腹にキラリと光物が。
あれだ!!と走り出すべぇさん。
無情にも4tトラックに引かれる携帯。
崩れ落ちるべぇさんに再び爆笑の私達。
車が1時間に1台通るか通らないかの道での出来事です。