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夜は横綱 さん からの投稿
【面白い話】『ちびっこ相撲大会』真剣勝負で大爆笑
私の育った町は九州は長崎のとある小さな田舎町です。
この話は、私が幼少期の見て一番印象に残っている体験談しです。
私たちの小学校では毎年一回、各町内から数名の子供たちを出して相撲をする、「ちびっこ相撲大会」を開催していました。
私は、あまり体格にも恵まれず相撲は強い方ではなかったのですが、私の友達には、近所では評判の飛びっきり強い奴がいて「向かうところ敵無し!」って感じの奴でした。
小さい町なので毎年優勝する子供たちは決まっているのですが、その友達もその一人の優勝を注目される子供です。
いざ試合になると子供たち相撲を夢中でとり、大人たちは、こぞって自分の知っている子供や自分の子供を応援しています。
当時はまだ大人たちがお酒を飲みながら応援する姿は珍しくもなく、お酒禁止と言う決まりさえありません。
予選では強い優勝の子供たちが秒殺で弱い子供たちを思いっきり投げ飛ばす、スカッとするシーンがいくつもありました。
わたしも相撲は弱い方でしたが応援は人に負けないぐらいの勢いで応援していました。
そしていよいよ決勝戦、予想通り去年同様、私の友達も土俵に立つことに…。
「はっきょ~い残った!」で両者の競り合いが始まり苦戦の結果見事、私の友達が優勝しました。
っとその時、事件は始まりした。
勝った友達、周りの人、私すべてが喜びを感じている時です…。
「やったー…!!」っと思ったその瞬間、友達を見てみんなが大爆笑!
私も見てびっくりしました。
本人はまだ気づいていないようですが、回しが取れている…。
友達のつけていた回しは無残にもとれていたのです。
思いっきり回しが外れていて、アレが丸見えになっているではないですか。
子供なので小っちゃいアレ、爆笑の渦の先にはお母さんたちが「かわいい~」お父さんたちは「立派だ!将来有望~」などとやじの連発。
子供たちも指を際して大爆笑。
友達も「なんなん?」って感じで呆然と立っていましたが、事態に気づき態度が急変あわてて前を隠す始末。
帰り道では、みんなで勝った子を気遣って帰りました。