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T.M. さん からの投稿
【面白い話】20世紀FAXの話
まだ、メールが一般的でなかった20世紀の話。
社会人になると理解できるのだが、ファクスは送ったという証明にもなるため、仕事上では頻繁に使用していました。
令和になった今日でも 完全には廃止されていません。
明らかだと思われますが、ファクスはデータだけが電話回線で送られるだけです。
書類自体がSFの瞬間移動機のように行くわけではありません。
ごくごくまれにファクス本体内で紙が引っかかったり、送り機構に問題が起きたりして、何枚かは送信されない場合があります。
そのような場合でもドリフのコントのように爆発が起きて、全員顔がすすけたアフロヘア―になるわけではありません。
機械内部で巻き込まれなどが起きた場合、必ず枚数が減少します。
例えば全10枚の書類を送る場合、必ず枚数が送信前後で変わっていないかを確認します。そうしないと途中で読み込み失敗や、不良が起きた場合に困るのは送る自分です。
そして送信済みの書類はきちんと綴じて、保管しておきます。
ある日の事、ファクスを本社に向けて打った後。
枚数が枚数だったので時間がかかるため 後は機械に任せて別の作業をしていました。
さて、打ち終わった後枚数を数えてみると、なんと増えています!
減るっていうなら理解ができますが・・・。
頭をひねっていたら、私が目を離した間に、同フロアの同僚が、宛先が本社の同じ階なので最後に、勝手に自分のファクスを3~4枚付け足して送っただけでした。
実際には相手側が同じ階でも、事務員が振り分けてくれるので、問題はありません。
そんなこととは夢にも思わず、戻ってきた私が枚数の増えたのに驚いただけでした。
事情を知っている同僚は笑っていたが…人騒がせにも程があります。
本当に瞬間移動してきたのかと思ってしまいましたよ。