Ohanashi

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【スカッとする話】『ピンクばばあ』から逃げ切った話

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※画像フリー素材PAKUTASO

 

まるこ さん からの投稿

 

【スカッとする話】『ピンクばばあ』から逃げ切った話

私が小学三年生のくらいの事です。

私はそこそこの田舎町に住んでいて、

のどかな土地でゆるい環境のせいか結構変わった人が多かったんです。

その中でも、ひと際目立っていたのが『ピンクばばあ』でした。

私の通う学校ではかなりの有名人で、

服や持ち物、上からの下までピンク一色なんです。

一応言っておきますが、あの有名人夫婦ではありませんよ。

あんなに人のよさそうな雰囲気ではありませんでした。

乗っている自転車はボロボロなのにピンクだし、ビニール傘もピンクだし、

手作りなの⁉ってくらいピンクで。

それだけではなく、すれ違いざまにいつも怒ってくるんです。

小学生相手に何かを怒鳴り散らしながら、自転車で走り去っていくんです。

恐いので極力出くわしたく無い人なんですが、

ある日おやつを買いに近所のスーパーへ行くと…、

いたんです。恐怖のピンクばばあが。

ちょうどレジが終わって袋詰めをしていたピンクばばあに目が留まってしまい、

関わりたくないと思いつつ買い物をしている普通の姿が珍しくて、

ガン見してしまったんです。

子供ながらに「案外普通の人なんだなー」なんて思っていましたが、

次の瞬間ピンクばばあが本領を発揮。

サービスで置いてあるフクロールをガラガラガラガラッ!と巻き取りだしたんです。

明らかに今は必要ないであろう量を巻き取り出して、

それにビックリした私は目が離せなくてガン見し続けていました。

しかし、その異様な姿が面白くなってきてつい笑っちゃったんです。

「ブフウッ」て。

大人になった今なら分かりますが、出くわしたく時点でフラグが立ってるんですよね。

我に返った時にはすでに遅し、ピンクばばあが「見てんじゃねーよぉ!」と、

凄い剣幕で向かってきました。

慌ててスーパーを飛び出しましたが、店の外まで追いかけて来るんです。

必死で逃げましたが、ずうっと追いかけて来るんです。

しかし、幸い『ピンクばばあ』は足が遅かったので追いつかれることはなく、

むしろ疲弊していく『ピンクばばあ』が心配にすらなりました。

安心した私は、また笑いがこみ上げてきて、

次の日にはちょっとした武勇伝として言いふらしてしまいました。