※画像フリー素材PAKUTASO
ハロゲンヒーター さん からの投稿
【面白い話】夢の国で着た『赤いセーター』
幼いころに夢の国に家族と遊びに行った時のことです。
私の家は大家族で、家族全員で園内に入場する前に、母が赤いセーターを何枚も持ってきていました。
なんだろうと思ったのですが、母は家族全員におそろいのセーターを着るようにと全員分赤いセーターを渡してきました。
「全員ペアルックなんてダサくていやだ!」と周りの兄弟たちがごねるのも聞かずに、母は一人一人にセーターを半ば強引に着せました。
着た後に気が付いたのですが、セーターには兄弟たち全員もれなく名前と電話番号が記入されたタグが付いていて、これじゃとても恥ずかしくて楽しめないとみんな騒ぎ出しました。
しかし、「こうしなければ夢の国に入ることは禁じます!」と母に言われ仕方なくそのセーターを着て園内に入りました。
ちなみに、そのセーターは両親も着ていたため、私たちは完全に「団体さん」をもろにアピールしながらアトラクションに乗りました。
結構目立つので、なんでこんな格好をさせられたのか聞いたら、「迷子にならないため、はぐれないため!」と言われました。
年齢制限のため、年の離れた兄弟たちと同じアトラクションに乗れなかった私と下の兄弟たちは一旦母のグループと父のグループに分かれて別々に行動をしました。
後で合流するはずだったのですが、お互いどういうわけかはぐれたまま!
それぞれが、「二手に分かれたグループの迷子になり」姉妹の一人が「結局迷子になるなら絶対可愛い服を着るんだった!!」と今でも写真を見ながら言います。
今、写真を見てみても恥ずかしい思い出です。